バレンタインデー特版:世界の愛の伝え方

原文(英語)著者:Mo Stone

2月14日のバレンタインデーが間近に迫り、多くの人が自分の愛を伝えるためにギフトや花束、または好きな人との特別なデートの準備をしている最中です。バレンタインデーは世界的に人気がありますが、それぞれの文化によって異なる祝い方があり、愛情を表現するのための独特なお祭りがあります。

世界的な愛の日

ウェールズでは、1月25日は聖ドゥインウェン・デーと呼ばれ、人々はこの日に愛を伝えます。聖ドゥインウェンは4世紀のウェールズの王妃であり、現在のウェールズでは恋人と動物の守護聖人とされています。昔から恋人たちがお互いに手作りの美しい「ラブスプーン」を贈り合います。近年ではカードやチョコレート、その他のギフトも良しとされます。

アルゼンチンの愛の日は、1日で終わらず丸1週間続きます。7月の第1週目に祝われるスウィートネス・ウィークは、1980年代に菓子メーカーの宣伝活動として始まりました。しかし、これが人気を博し、現在では祝日となっています。この1週間の間、愛する人に甘いお菓子を贈り、そのお返しにキスをもらいます。レストランはロマンチックなデートを楽しむ客で溢れます。アルゼンチンの人々は、この祝日を甘いお菓子を贈り合うための日としてだけではなく、周りを親切にそして寛大に扱う期間であるともしています。

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韓国のお祝いは、その規模が違います。可愛いものやロマンチックなものが大好きな文化である韓国は、現在では多くの若者が暦とは関係なく年に12回、毎月14日になるとその日を祝います。2月14日のバレンタインデー以外にも、1月14日の「カレンダー・デー」には、何も予定が書かれていないカレンダーをカップルや友人同士で贈り合い、6月14日には「キス・デー」を祝い、8月14日の「グリーン・デー」には、カップルがソジュ(通常は緑色の瓶に入った韓国焼酎)を飲んで自然の中をお散歩します。シングルの人にも4月14日の「ブラック・デー」があり、この日は恋人ができるように願って黒い麺の料理を食べます。

バレンタインデーの違った祝い方

日本でも2月14日にバレンタインデーを祝いますが、その祝い方はあなたの想像と少し違っているかもしれません。バレンタインデーには、女性がチョコレートやギフトを買い、それを男性の友人、恋人、時には同僚にさえ贈ります。そして、3月14日の「ホワイトデー」に、今度は男性が1か月前のギフトのお返しとして、ホワイトチョコレートなどの甘いお菓子を女性に贈ります。

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フィンランドとエストニアにも2月14日のバレンタインデーはあります。しかし、この2つの国では恋愛の愛だけではなく主に友情を祝います。この「友達の日」は、フィンランドでは「ユスタヴァン・パイヴァ(Ystävän Päivä)」、エストニアでは「Sõbrapäev(スブラパエヴ)」と呼ばれ、人々はカードやギフトを贈り合ったり、大切な人とお出かけしたりしてこの日を祝います。この特別な日に誰かが仲間はずれにされることはなく、家族同士、友人同士、恋人同士など、いろいろな形で祝われます。

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ここに挙げたのは、ほんの一握りの世界の愛の祝い方ですが、あなたのお気に入りはどれだったでしょうか。下のコメントで教えてください。

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