「メラニン・ゲーム・キッチン:クラシック・カラード・ジャム」を終えて

原文(英語)著者:Mo Stone

ゲーム、料理、文化を組み合わせたゲーム制作者の共同体「メラニン・ゲーム・キッチン(Melanated Game Kitchen)」の「クラシック・カラード:カルチャーバイツ(Classic Collards Culture Bytes)」ゲームジャムが、2022年3月20日に終了しました。2週間に渡って開催されたこの「カルチャーバイツ」ゲームジャムは、あらゆる経歴のゲーム制作者が、作品を完成させ、成長し、ゲーム開発について学ぶ機会と時間となりました。

3月6日〜3月20日に渡り、ゲーム制作者たちが伝統料理のカラードグリーンをテーマに、遺産とアフリカ系人についてのアイディアを出し合いました。最終的に、Helixcubeによる「 Collard Cubes(カラード・キューブ)」、Pdot Creationsによる「 RED TAILS: The Tuskegee Airmen Legacy(レッド・テイルズ—赤い尾:タスキーギ・エアメンの遺産)」、Jayv915による「 Collin the Collard(カラードのコリン)」、Scott Munroによる「 Dig Deep(深く掘れ)」の4つのゲームが完成しました。

ファンタジーコンソール「PICO-8」用に制作された「Dig Deep(深く掘れ)」は、祖先の埋葬地が上から舗装されて駐車場にされてしまう前に、そこに埋まっている家宝を探し当てるゲームです。この昔ながらのゲームは、急いでパズルを解きながら、懐かしいゲームセンターの見た目とデービッド・ウィテカー(David Whitaker)氏の作曲による音を楽しむことができます。このゲームの主な制作者は、ティモシー・スタットン=デイビス(Timothy Staton-Davis)氏、タニア・パブリサク(Tania Pavlisak)氏、David McKee(デービッド・マッキー)氏、ステファニー・グローバー(Stephanie Glover)氏です。

「RED TAILS(レッド・テイルズ)」は、「Oculus(オキュラス)」や「Vive(ヴァイヴ)」のヘッドセットでプレイするようにデザインされたPCVRゲームで、プレイヤーは、アメリカ陸軍航空軍初の黒人空軍飛行部隊であるタスキーギ・エアメンの一員として、バーチャルコクピットに入ることができます。3月20日には「クラシック・カラード・ジャム」の発表と評価が行われました。そこで制作者のLovesterは、タスキーギ・エアメンの物語は、タスキーギ大学で学びながら自身の文化とつながるための1つの方法だと語りました。またLovesterは、このゲームが年配者の人生について話を聞くきっかけとなり、その物語が長く語り続けられていくように願っていると話しました。

「メラニン・ゲーム・キッチン」について詳しくは、 itch.io および Youtube をご覧ください。

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